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第1回研究大会(2018年)無事終了

大会の2日間で、会員・非会員、延べ約300名が参加。

1日目は、会員総会に続き、4会場に分かれて、口頭発表15編、ポスター発表2編の合計17編の研究発表があった。
発表の内容は、中国の伝統的な文字学から日本の古辞書や漢文、書道、医学分野の用語、台湾の言語景観、チュノム(ベトナムの民族文字)など多種多様。今までお互い交流がなかったような様々な分野の研究者が会場に集結し、活発な意見交換がなされた。漢字に関わる様々な事象を取り扱う日本漢字学会ならではの、非常に充実した研究大会となった。

2日目には、シンポジウムと記念講演が開催された。シンポジウムでは、阿辻哲次会長の司会進行により、大手出版4社の辞書編集者による電子版漢和辞典のプレゼンテーションとパネルディスカッションが行われ、IT技術による漢和辞典の進化が実感できた。
また、続いて行われた記念講演では、印刷博物館館長の樺山紘一先生(東京大学名誉教授)が、「漢字明朝体が来た道」と題して、現在日本で最も広く使われている書体である明朝体が、禅僧やキリスト教の宣教師などによって多様なルートで日本にもたらされた歴史を解説した。

来年(2019年)は、11月30日(土)12月1日(日)に、東京大学駒場キャンパスで実施予定。

当日の様子は、「漢字カフェ」にも掲載。

関連情報
https://www.kanjicafe.jp/

 

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